働きながら家族を支え続けてきた、私の暮らし
- 6月11日
- 読了時間: 3分
【ペンネーム/な~ちゃん】さんからの投稿です。
仕事、子育て、そして親の介護で毎日の生活に追われ、心に余裕が持てなかった日々。働きながら家族を支え続けてきた中での苦悩や、本音を率直に届けてくださいました。

私は30代の一人息子がいるシングルマザーです。息子は重度の知的障がいを伴う自閉症です。
息子が赤ちゃんの頃から、私の母に育児を手伝ってもらいながら、介護の仕事をしてきました。主に夜勤勤務のため、夜勤明けに息子の学校の送り迎えをして、夕食を作り、お風呂に入れてから再び夜勤へ向かう、そんな毎日でした。今振り返れば、若かったし健康だからこそできていたのだと思います。
しかし、育児を手伝ってくれていた母も80歳を過ぎる頃には体力も落ち、2級の聴覚障害に加えて認知症も発症し、息子の面倒を見ることは難しくなりました。そのため、夜勤の日は息子と母をそれぞれショートステイに預けて働いていました。ショートステイの月額利用料は私の給料とほぼ同じ。息子の障害児手当や母の年金を合わせて、何とか生活している状態でした。
それでも仕事は続けました。ワンオペで抱え込んでいたら、虐待してしまうと思ったからです。介護スタッフとしての仕事では割り切れることも、身内となると「どうして分かってくれないの!」とイライラしてしまい、冷静でいられなくなりました。

また、40代になると更年期も重なり常にイライラし、気持ちに余裕がありませんでした。正直に言うと、息子や母に手をあげてしまったこともあります。怯えている姿をみて我に返り「このままでは、私が家族を壊してしまうのではないか」と恐ろしくなりました。私を信頼して頼ってくれる家族になんて事をしてるんだと自己嫌悪に陥りました。
そんな中、息子や母がショートステイを利用し、介護スタッフとして働いている時間が精神的に息抜きできる大切な時間だったのです。
現在、息子はグループホームに入所し定期的に作業所に通いながら、週末には帰宅して大好きなスポーツを楽しんでいます。
母は特別養護老人ホームに入所後、わずか10ヶ月で脳梗塞になり、あっという間に亡くなりました。
在宅で介護していたら、もう少し長生きできたのかな……そんな後悔を感じることもあります。そして、もっと優しくして楽しい経験をさせてあげたかった。申し訳ない気持ちは今でも消えません。
「息子を育ててくれてありがとう」
「私を助けてくれてありがとう」
と感謝の気持ちで、毎日仏壇に手を合わせています。



















